東京都港区港南に鎮座する「津久井神社」。江戸時代には、東海道品川宿の脇街道として栄えた港南の地の鎮守として、多くの人々に崇敬されてきました。この記事では、津久井神社の歴史、ご祭神、ご利益、境内の見どころ、年間行事、アクセス、周辺情報などを詳しく解説します。
津久井神社:江戸時代から続く、港南の地の歴史を見守る
津久井神社の創建は、江戸時代初期の1657年。当時の港南の地に創建されたと伝えられています。その後、江戸時代には、徳川将軍家から篤い崇敬を受け、社殿の造営や祭礼の開催を支援されました。明治時代には、神仏分離令により、別当寺であった東福寺と分離し、現在に至ります。
津久井神社のご祭神とご利益:家内安全、商売繁盛、厄除けなど
津久井神社の主祭神は、誉田別命(ほんだわけのみこと)。八幡神として広く信仰されており、武運長久や勝負運、出世開運など、様々なご利益があるとされています。また、境内には、稲荷大神を祀る稲荷社もあります。
津久井神社は、家内安全、商売繁盛、厄除けなど、様々なご利益があるとされています。特に、港南の地の鎮守として、地域の人々から厚い信仰を集めています。
津久井神社の見どころ:本殿、神楽殿、富士塚、庚申塔を巡る
津久井神社の境内には、見どころがいくつかあります。まず目を引くのは、1868年に再建された本殿。木造建築の美しい社殿で、港区の有形文化財に指定されています。本殿の隣には、神楽殿があります。神楽殿は、神楽を奉納するための建物で、毎年例大祭などには、ここで神楽が舞われます。
境内には、他にも見どころがたくさんあります。富士塚は、富士山を模して造られた塚で、頂上からは港南の街並みを一望することができます。庚申塔は、青面金剛を祀る塔で、厄除けや無病息災のご利益があるとされています。また、境内には、樹齢400年を超えるご神木である「夫婦銀杏」もあります。
津久井神社の年間行事:初詣、節分祭、例大祭
津久井神社では、年間を通して様々な行事が行われています。新年最初の参拝である初詣には、多くの参拝者が訪れ、境内は活気に満ち溢れます。2月の節分祭では、豆まきが行われ、邪気を払い福を招きます。また、9月には、神社で最も重要な祭りである例大祭が開催されます。神輿の渡御や山車の巡行などが行われ、多くの人で賑わいます。
津久井神社の祭典と催し:例大祭の神輿渡御と奉納演芸で地域が一体となる
例大祭は、津久井神社の年間行事の中でも特に重要な祭りです。神輿が町内を練り歩く神輿渡御は、氏子たちの威勢の良い掛け声と、沿道からの歓声で、熱気に包まれます。また、奉納演芸では、地元の団体による舞踊や音楽などが披露され、祭りを盛り上げます。
津久井神社のご参拝とご祈祷:家内安全、商売繁盛、厄除けなど
津久井神社では、個人や家族の幸せを願う家内安全、事業の成功を祈る商売繁盛、病気の回復を願う病気平癒など、様々なご祈祷を受け付けています。特に、家内安全、商売繁盛、厄除けのご祈祷は人気があります。祈祷を希望する方は、社務所にてお申し込みください。神職が心を込めて祈祷を行い、皆様の願いが叶うようお祈りいたします。
津久井神社の神前結婚式:歴史ある神社で厳かな神前結婚式
津久井神社では、神前結婚式を挙げることができます。歴史ある神社での神前挙式は、厳かで神聖な雰囲気の中で行われます。雅楽の生演奏が流れる中、巫女による舞が奉納され、厳粛かつ華やかな雰囲気の中で式が行われます。神前挙式は、日本の伝統的な結婚式であり、近年、その人気が高まっています。津久井神社の神前挙式は、神社の歴史と伝統を感じさせる、格調高い式となっています。神前挙式を希望する方は、社務所にご相談ください。
津久井神社へのアクセス:JR「品川駅」から徒歩15分
津久井神社へのアクセスは、電車で便利です。JR山手線・京浜東北線「品川駅」港南口から徒歩約15分です。駅からは、案内板が出ていますので、迷うことなく神社までたどり着けます。
津久井神社周辺の観光スポット:品川インターシティ、天王洲アイル、東京海洋大学品川キャンパス
津久井神社周辺には、魅力的な観光スポットが点在しています。品川インターシティは、オフィスビル、ホテル、商業施設などが一体となった複合施設で、レストランやショップも充実しています。天王洲アイルは、運河沿いに広がるおしゃれなエリアで、アートギャラリーやレストラン、カフェなどが立ち並んでいます。東京海洋大学品川キャンパスは、日本で唯一の海洋系大学で、水族館や博物館などがあります。
津久井神社周辺のグルメ:イタリアン、フレンチ、和食など
津久井神社周辺には、様々な飲食店があります。品川インターシティや天王洲アイルには、おしゃれなレストランやカフェがたくさんあります。イタリアン、フレンチ、和食など、様々なジャンルの料理を楽しめます。
津久井神社周辺の宿泊施設:ホテル、旅館など
津久井神社周辺には、ホテルや旅館など、様々な宿泊施設があります。品川駅周辺には、高級ホテルからリーズナブルなホテルまで、幅広い選択肢があります。また、天王洲アイルには、おしゃれなデザイナーズホテルもあります。
津久井神社を訪れる際の注意点:マナーを守って
津久井神社を参拝する際は、他の参拝者の迷惑にならないよう、マナーを守って参拝しましょう。写真撮影は、許可されている場所で、他の参拝者の邪魔にならないように配慮して行いましょう。特に、神聖な場所である本殿や、境内社などでは、静かに参拝し、他の参拝者の邪魔にならないようにしましょう。また、境内での飲食は禁止されています。ごみは必ず持ち帰り、境内の美化にご協力ください。
津久井神社に関するQ&A
Q. 津久井神社の御朱印はいただけますか?
A. はい、いただけます。社務所にてお受けください。初穂料は300円です。
Q. 津久井神社でのお守りの種類は?
A. 家内安全守、商売繁盛守、厄除守、交通安全守、学業成就守など、様々なお守りがあります。
Q. 津久井神社の例大祭はいつですか?
A. 毎年9月に開催されます。具体的な日程は、神社のホームページやポスターなどでご確認ください。
Q. 津久井神社への祈祷は予約が必要ですか?
A. 事前予約は不要です。ただし、団体での祈祷を希望される場合は、事前に社務所にご連絡ください。
Q. 津久井神社で結婚式を挙げられますか?
A. はい、神前結婚式を挙げることができます。詳細は、社務所にご相談ください。
まとめ:津久井神社は、江戸時代から続く、港南の地の歴史を見守る神社
津久井神社は、江戸時代から続く歴史を持ち、港南の地の鎮守として、多くの人々に親しまれてきました。家内安全、商売繁盛、厄除けなど、様々なご利益があるとされ、年間を通して多くの参拝者が訪れます。境内には、美しい本殿や富士塚など、見どころもたくさんあります。また、周辺には、品川インターシティや天王洲アイルなど、観光スポットも充実しています。東京・港南を訪れる際は、ぜひ津久井神社に足を運んでみてください。
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