東京都品川区北品川に鎮座する「品川神社」。「北の天王社」として親しまれ、江戸時代から続く歴史を持ち、地域の守り神として崇敬されてきました。この記事では、品川神社の歴史、ご祭神、ご利益、境内の見どころ、年間行事、アクセス、周辺情報などを詳しく解説します。
品川神社：江戸時代から続く、北の天王社
品川神社の創建は、平安時代末期の1187年。源頼朝が、源氏の氏神である石清水八幡宮を勧請したのが始まりとされています。その後、江戸時代には、徳川将軍家から篤い崇敬を受け、社殿の造営や祭礼の開催を支援されました。明治時代には、神仏分離令により、別当寺であった神宮寺と分離し、現在の品川神社となりました。
品川神社のご祭神とご利益：海上安全、交通安全、縁結び、安産など
品川神社の主祭神は、天比理乃咩命（あめのひりのめのみこと）。水の神様であり、海上安全や豊漁、雨乞いなど、水に関わる様々なご利益があるとされています。また、境内には、素盞嗚尊（すさのおのみこと）を祀る阿那稲荷神社や、大国主命（おおくにぬしのみこと）を祀る大国主神社などもあります。
品川神社は、海上安全、交通安全、縁結び、安産など、様々なご利益があるとされています。特に、品川の地を流れる目黒川の氾濫を防ぐために、水の神様である天比理乃咩命を祀ったことから、水に関わるご利益を求めて、多くの人々が訪れます。
品川神社の見どころ：本殿、拝殿、富士塚、阿那稲荷神社を巡る
品川神社の境内には、見どころがいくつかあります。まず目を引くのは、1868年に再建された本殿。木造建築の美しい社殿で、品川区の有形文化財に指定されています。本殿の隣には、拝殿があります。拝殿は、参拝者がお参りする場所であり、神様への願い事を伝える場所でもあります。
境内には、他にも見どころがたくさんあります。富士塚は、富士山を模して造られた塚で、頂上からは品川の街並みを一望することができます。阿那稲荷神社は、素盞嗚尊を祀る神社で、厄除けや病気平癒にご利益があるとされています。また、境内には、樹齢400年を超えるご神木である「夫婦銀杏」もあります。
品川神社の年間行事：初詣、節分祭、例大祭、天王祭
品川神社では、年間を通して様々な行事が行われています。新年最初の参拝である初詣には、多くの参拝者が訪れ、境内は活気に満ち溢れます。2月の節分祭では、豆まきが行われ、邪気を払い福を招きます。また、6月には、神社で最も重要な祭りである例大祭が開催されます。神輿の渡御や山車の巡行などが行われ、多くの人で賑わいます。7月には、「天王祭」と呼ばれる夏祭りが開催されます。
品川神社の祭典と催し：天王祭で江戸の賑わいを体感
天王祭は、品川神社の年間行事の中でも特に有名な祭りです。毎年7月に開催され、期間中は、境内や周辺の道路に多くの露店が並び、多くの人で賑わいます。神輿の渡御や山車の巡行、奉納演芸など、様々なイベントが行われ、江戸時代から続く伝統的な祭りとして、多くの人々に親しまれています。
品川神社のご参拝とご祈祷：海上安全、交通安全、縁結び、安産祈願など
品川神社では、個人や家族の幸せを願う家内安全、事業の成功を祈る商売繁盛、病気の回復を願う病気平癒など、様々なご祈祷を受け付けています。特に、海上安全、交通安全、縁結び、安産祈願のご祈祷は人気があります。祈祷を希望する方は、社務所にてお申し込みください。神職が心を込めて祈祷を行い、皆様の願いが叶うようお祈りいたします。
品川神社の神前結婚式：歴史ある神社で厳かな神前結婚式
品川神社では、神前結婚式を挙げることができます。歴史ある神社での神前挙式は、厳かで神聖な雰囲気の中で行われます。雅楽の生演奏が流れる中、巫女による舞が奉納され、厳粛かつ華やかな雰囲気の中で式が行われます。神前挙式は、日本の伝統的な結婚式であり、近年、その人気が高まっています。品川神社の神前挙式は、神社の歴史と伝統を感じさせる、格調高い式となっています。神前挙式を希望する方は、社務所にご相談ください。
品川神社へのアクセス：京急本線「北品川駅」から徒歩3分
品川神社へのアクセスは、電車で便利です。京急本線「北品川駅」から徒歩約3分です。駅からは、案内板が出ていますので、迷うことなく神社までたどり着けます。
品川神社周辺の観光スポット：品川水族館、原美術館、旧東海道品川宿
品川神社周辺には、魅力的な観光スポットが点在しています。品川水族館は、イルカショーやアシカショーが人気で、家族連れで楽しむことができます。原美術館は、現代美術を中心とした美術館で、緑豊かな庭園も併設されています。旧東海道品川宿は、江戸時代に東海道の第一の宿場町として栄えた場所で、当時の面影を残す建物や史跡が数多く残されています。
品川神社周辺のグルメ：寿司、天ぷら、蕎麦など
品川神社周辺には、様々な飲食店があります。品川駅周辺には、高級レストランからリーズナブルなお店まで、様々なジャンルの飲食店が軒を連ねています。特に、寿司や天ぷら、蕎麦などの和食店が充実しています。
品川神社周辺の宿泊施設：ホテル、旅館など
品川神社周辺には、ホテルや旅館など、様々な宿泊施設があります。品川駅周辺には、高級ホテルからビジネスホテルまで、幅広い選択肢があります。また、天王洲アイルには、おしゃれなデザイナーズホテルもあります。
品川神社を訪れる際の注意点：マナーを守って気持ちよく参拝
品川神社を参拝する際は、他の参拝者の迷惑にならないよう、マナーを守って参拝しましょう。写真撮影は、許可されている場所で、他の参拝者の邪魔にならないように配慮して行いましょう。特に、神聖な場所である本殿や、富士塚などでは、静かに参拝し、歴史と文化を尊重しましょう。また、境内での飲食は禁止されています。ごみは必ず持ち帰り、境内の美化にご協力ください。
品川神社に関するQ&A
Q. 品川神社の御朱印はいただけますか？
A. はい、いただけます。社務所にてお受けください。初穂料は300円です。品川神社の御朱印は、通常の御朱印の他に、季節限定の御朱印や、特別な日にしかいただけない御朱印もあります。
Q. 品川神社でのお守りの種類は？
A. 海上安全守、交通安全守、安産守、縁結び守、厄除守など、様々なお守りがあります。
Q. 品川神社の例大祭はいつですか？
A. 毎年6月に開催されます。具体的な日程は、神社のホームページやポスターなどでご確認ください。
Q. 品川神社への祈祷は予約が必要ですか？
A. 事前予約は不要です。ただし、団体での祈祷を希望される場合は、事前に社務所にご連絡ください。
Q. 品川神社で結婚式を挙げられますか？
A. はい、神前結婚式を挙げることができます。詳細は、社務所にご相談ください。
まとめ：品川神社は、江戸時代から続く、北の天王社
品川神社は、江戸時代から続く歴史を持ち、地域の守り神として親しまれています。海上安全や交通安全など、様々なご利益があるとされ、年間を通して多くの参拝者が訪れます。境内には、美しい本殿や富士塚など、見どころもたくさんあります。また、周辺には、品川水族館や原美術館など、観光スポットも充実しています。東京・品川を訪れる際は、ぜひ品川神社に足を運んでみてください。
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