東京都世田谷区豪徳寺に位置する「豪徳寺」。招き猫発祥の地として知られ、境内には無数の招き猫が奉納されています。この記事では、豪徳寺の由来や歴史、招き猫伝説、境内の見どころ、アクセス、周辺情報などを詳しく解説します。
豪徳寺:彦根藩主・井伊家の菩提寺
豪徳寺は、1480年に創建された曹洞宗の寺院です。開基は、吉良政忠と伝えられています。当初は弘徳院と称していましたが、江戸時代に彦根藩主・井伊家の菩提寺となり、2代藩主・井伊直孝の法名「久昌院殿豪徳天英大居士」にちなんで、豪徳寺と改称されました。
豪徳寺と招き猫:福を招く縁起物
豪徳寺は、招き猫発祥の地として知られています。江戸時代、彦根藩主・井伊直孝が、豪徳寺の前を通りかかった際に、猫が手招きをしているのを見て、寺に立ち寄りました。すると、たちまち雷雨が降り出し、猫のおかげで難を逃れることができたといいます。直孝は、この猫に感謝し、豪徳寺を菩提寺と定めました。
この故事から、猫は福を招く縁起物として信仰されるようになり、豪徳寺には、多くの招き猫が奉納されるようになりました。現在では、境内には、大小様々な招き猫が所狭しと並んでおり、その光景は圧巻です。
豪徳寺の見どころ:招き猫、三重塔、井伊家墓所を巡る
豪徳寺の見どころは、なんといっても招き猫です。境内には、大小様々な招き猫が奉納されており、その数は数千体とも言われています。招き猫は、右手上げが金運、左手上げが人(客)を招くとされています。
また、豪徳寺には、三重塔もあります。三重塔は、1754年に建立されたもので、東京都の有形文化財に指定されています。井伊家墓所には、井伊直弼をはじめとする、彦根藩主・井伊家の歴代藩主の墓があります。
豪徳寺の年間行事:節分会、花まつり、施餓鬼会
豪徳寺では、年間を通して様々な行事が行われています。2月の節分会では、豆まきが行われ、邪気を払い福を招きます。4月の花まつりでは、釈迦の誕生を祝う行事が行われます。8月の施餓鬼会では、先祖供養が行われます。
豪徳寺へのアクセス:小田急線「豪徳寺駅」から徒歩10分
豪徳寺へのアクセスは、電車で便利です。小田急線「豪徳寺駅」から徒歩約10分です。駅からは、豪徳寺商店街を通り抜けると、寺院の入り口が見えてきます。
豪徳寺周辺の観光スポット:世田谷城址公園、世田谷文学館、砧公園
豪徳寺周辺には、魅力的な観光スポットが点在しています。世田谷城址公園は、かつて世田谷城があった場所で、現在は公園として整備されています。世田谷文学館は、世田谷区ゆかりの文学者の資料を展示する文学館です。砧公園は、広大な敷地を持つ公園で、サイクリングやジョギング、バードウォッチングなどを楽しむことができます。
豪徳寺周辺のグルメ:蕎麦、ラーメン、カフェなど
豪徳寺周辺には、様々な飲食店があります。豪徳寺駅周辺には、蕎麦屋やラーメン店、カフェなどがたくさんあります。また、豪徳寺商店街には、昔ながらの定食屋や居酒屋などもあります。
豪徳寺周辺の宿泊施設:ホテル、旅館など
豪徳寺周辺には、ホテルや旅館など、いくつかの宿泊施設があります。豪徳寺駅周辺には、ビジネスホテルがいくつかあります。また、新宿駅周辺には、高級ホテルや旅館など、様々なタイプの宿泊施設があります。豪徳寺への参拝と合わせて、東京観光を楽しみたい方は、新宿駅周辺のホテルに宿泊するのがおすすめです。
豪徳寺を訪れる際の注意点:マナーを守って気持ちよく参拝
豪徳寺を参拝する際は、他の参拝者の迷惑にならないよう、マナーを守って参拝しましょう。写真撮影は、許可されている場所で、他の参拝者の邪魔にならないように配慮して行いましょう。特に、神聖な場所である本堂や、井伊家墓所などでは、静かに参拝し、歴史と文化を尊重しましょう。また、境内での飲食は禁止されています。ごみは必ず持ち帰り、境内の美化にご協力ください。
豪徳寺に関するQ&A
Q. 豪徳寺の御朱印はいただけますか?
A. はい、いただけます。寺務所にてお受けください。初穂料は300円です。
Q. 豪徳寺でのお守りの種類は?
A. 招福猫児(まねきねこみくじ)、交通安全守、健康守など、様々なお守りがあります。
Q. 豪徳寺の招き猫は購入できますか?
A. はい、購入できます。寺務所にて、大小様々な招き猫が販売されています。
Q. 豪徳寺への拝観料は?
A. 無料です。
まとめ:豪徳寺は、招き猫発祥の地として知られる、福を招く縁起の良い寺院
豪徳寺は、江戸時代から続く歴史を持ち、招き猫発祥の地として知られています。境内には、無数の招き猫が奉納されており、その光景は圧巻です。また、周辺には、世田谷城址公園や世田谷文学館など、観光スポットも充実しています。東京都世田谷区を訪れる際は、ぜひ豪徳寺に足を運んでみてください。
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